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ベアと定期昇給の違い

投稿日: 2015-03-05 |
最終更新日: 2015-03-07 |

気になる労務

「ベア」とは、「ベースアップ」の略で、給料の水準を底上げすることです。
これに対し、「定期昇給」とは、勤続年数や年齢に比例して給料が上がることです。

多くの会社では、給料は「定期昇給」により勤続年数や年齢が上がれば、給料も上がりますが、
「ベア」は、勤続年数、年齢を問わず全社員の給料自体が上がります。

例えば、25歳で20万円の給料だったのが、1%のベアがあると、同じ25歳でも20万2,000円となり、実質2,000円の給料アップとなるわけです。

日本では、一度上げた給料を下げるのは不利益変更に該当し、従業員の個別の同意が必要です。つまり、同意が得られなければ、給料を勝手に下げることはできません。
企業からすると、ベアを実施するということは、今後ずっと人件費が増えることを意味するので負担が大きくなります。

景気が不安定な現在では、ベアを実施するよりも、毎年会社の業績により調整ができる賞与で、利益を社員に還元する方が望ましいでしょう。

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