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労働契約法 第19条を意識した雇用契約書(有期雇用の雇い止め)
2015.08.30
更新の期待をさせない書面 前回に引き続き、しつこく労働契約法19条を掘り下げたいと思います。 19条は、有期雇用である従業員が、『次の更新があると期待している』場合には、客観的で合理的&社会通念上相当とされる理由がない場合は、従業員の更新申…
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労働契約法第19条を理解するための判例(有期雇用の雇い止め)
2015.08.29
平成25年(ワ)第22110号 労働関係存在確認等請求事件 から考える労働契約法 第19条 タイトルの判例全文はこちらです。この判例は、労働契約法 第19条の『現実(実務)での落としどころ』を考えるうえで、なかなか面白いと思います。 &nb…
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派遣スタッフの有給休暇(時季変更権)
2015.08.23
昭61.6.6 基発三三三号を確認 派遣スタッフの有給休暇の時季変更権については、下記の通達があります。ちなみに基発とは、厚生労働省労働基局長名での通達(局長による通達)のことです。 (昭和61.6.6 基発333号) 派遣中の労働者の年次…
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同月中の被保険者資格取得と喪失に関する保険料の取扱が変わります。
2015.08.09
現在、厚生年金保険の被保険者資格を取得した月にその資格を喪失し、さらにその月に国民年金の被保険者(第2号被保険者は除きます。)の資格を取得した場合には、厚生年金保険料と国民年金の保険料の両方を納付する必要がありましたが、平成2…
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休憩時間中に勝手に働いた従業員の残業代請求は認められるか?
2015.07.31
例えば、昼の休憩時間中に従業員が勝手に労働し、後日その労働した時間を含めた残業時間の申告があった場合、会社は残業代の支払義務があるのでしょうか? 残念ながら、会社は残業代を支払う必要があります。 労基法第34条では、会社は従業員に、労働時間…
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休職期間中の社会保険料を減額することは可能か?
2015.07.30
私傷病による長期休職のため、給与が支払われない場合であっても、退職しない限り社会保険料はかかります。 社会保険料は、従業員と会社が折半で負担するため、従業員にとっても会社にとっても負担は大きいです。 特に、貯金が少ない従業員にとっては、頭の…
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退職することが決まった社員から有給休暇を申請された
2015.07.23
退職することが決まった社員から有給休暇を申請された 例えば、1月1日に社員から『1月31日をもって退職します』との退職願があった。たった1ヶ月では引継ぎもできないよ・・・本当に困った社員だと思ったら次に 『有給休暇が20日残ってますので、1…
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出張から帰宅する時間が、所定の退勤時間を超えたら残業代を付すべきか?
2015.07.20
下記のようなご相談をいただくことがあります。 名古屋から東京へ新幹線で出張します。帰りについては自宅への直帰を許してます。出張先での業務が終われば、あとは何をしていようが問いません。 このような出張を社員にお願いしたところ、『業務は17時で…